こんどこそ3Dプリンタ!Cubify Cube(R)準備編
うーん。次こそは。
以前3Dプリンタ「MakerBot Replicator」に出会える機会があって、このブログでもそのことを書いたのですが(→そのときの記事はこちら)、せっかく届いたそいつはどうも使えなく、この2ヶ月のあいだほとんど正しくプリントできないまま。というわけでCubify Cubeに入れ替えることになったみたいなのです。
というわけで、まずは使い方をリサーチしてみることにしました。
公式サイトによると、3Dデータを専用ソフトで準備してからプリントするようです。元になるデータは自作もできるし、コミュニティからダウンロードして手に入れることもできるようです。このあたりはMakerBot Replicatorとだいたい同じですね。
公式サイトFAQより
CubeのFAQからかいつまんで和訳してみました。たぶんこれでだいたいの疑問は解消すると思います。元のページはこちら。
- キューブ3Dプリンタでは何色が使えますか?
- 白、マゼンダ、赤、オレンジ、茶色、黄色、緑、蛍光グリーン、青、黒があります。
一度のプリントでは1色のみ使えます。複数の色を使いたい場合は、一旦プリントを終えたあとにもう一度かさねてプリントするか、もしくは当社のクラウドプリンティングサービスをご利用ください。
カートリッジを印刷途中で変えることはできません。 - 素材は何が使えますか?
- Cubeでは二種類の素材が使えます。特殊なABSと、PLAプラスチックです。これらは安全で、リサイクル可能であり、もし十分な厚みがあれば食洗機対応です! :-)
- ABSとPLAにはどんな違いがありますか?
- 両方ともプラスチックの一種であることには変わりありません。Cubifyの提供するPLAプラスチックは生分解性であり、ABSもリサイクル可能な素材です。新しいCubeでは、どちらも使用できます。
- 違うプリントモードとは?
- 外観だけが必要であれば材料を節約する「ホロウ(中空)モード」、逆に、じゅうぶんな強度をもった部品を作りたければ「ソリッドモード」を使用できます。
- キューブスティックとはなんですか?
- この材料は安全で無毒の物質で、可能な限り最良のクオリティの制作物を作れるように開発されました。公式の素材を使用すると、印刷中にプリント板に印刷する部分を保持するのに役立ちます。印刷後はぬるま湯に浸すとカンタンに取り除くことができます。(支持体用の素材ってことなのでしょうか?)
- どのくらいの大きさのものを作れますか?
- 140mm立方の大きさまで可能です。
- 元データはどのようにして入手できますか?
- Cubeを購入すると、25のフリー3Dモデルデータがついてきます。その他にCubyfy Storeで入手することもできますし、自分でCubify Inventなどの3Dグラフィックソフトを使って作ることもできます。他のソフトウェアでも、STL形式などの3Dモデルが作れるものなら大丈夫です。
いったん3Dファイルを用意したのち、Cubifyソフトウェアを使ってCubeが読み込める形式に変換します。 - キューブへプリントデータを送るにはどうしたらいいですか?
- Wi-Fiを通じて、またはUSBメモリを使ってデータを送ります。
- 専用カートリッジについて
- Cube用素材カートリッジはABSまたはPLAでできていて、16色のオプションがあり、Cube専用に設計されています。切り替えもカンタンです。Cubeはどのくらい素材が残っているかをお知らせします。また、十分な素材が残っていない場合は、印刷を開始しません。
専用カートリッジ一個で、およそiPhoneケース13〜15個分程度の印刷ができます。(本体と?)一緒に購入すると割引があります。 - プリントにはどのくらいの時間がかかりますか?
- 印刷にかかる時間はもののサイズによります。例えばiPhoneケースを印刷したとしたら、平均でおよそ2時間くらいかかります。
- キューブはどこで買えますか?
- cubify.comウェブサイトでいますぐ購入できます。
- 納期はどのくらいですか?
- Fedexで発送後、アメリカ国内では3営業日、それ以外では5営業日で通常はお届けできます。
- 保証内容
- 90日の保証があります。
- 返品について
- いったん出荷した商品に対し返金は受け付けられません。初期不良の場合は保証期間中無料で修理いたします。
アドバンスド
- どんなファイル形式をプリントできますか?
- 直接プリントできるのは.cubeファイルです。Cubeに付属するCubeソフトウェアは、.stl、.creationから.cubeファイルへの変換ができます。多くのCADソフトウェア( Alibre Design、 Rhinoceros、SolidWorks、Solid Edge、Creoなど)では.stlファイルを作成できます。MayaやZBrushの.objファイルからは、.stlへの変換が必要です。
ファイルサイズに制限はありませんが、500MBを超えると大きすぎると思われます。 - キューブソフトウェアではなにができますか?これでデザインできますか?
- Cubeソフトウェアは、Cubeで印刷するデータを準備するためのものです。配置、サイズ調整、必要であればサポート体の付加、そしてCubeが印刷に必要とする.cubeファイルを生成します。デザインには他のソフトウェアが必要です。Cubify Inventをご検討ください。
- キューブソフトウェアはどのosで使えますか?
- WindowsとMacで使えます。
- どのくらいの精度でプリントできますか?
- プリント精度は形状によって大きく左右されます。典型的な誤差はプリントパッドに対して±0.5%程度です。より高い精度を必要とするならば、3Dソフトウェア上のデータを、分散を考慮してサイズ調整してください。尚、Cubeはプリント精度を保証するものではありません。
- プリントされた物体の、一層の厚みはどのくらいですか?
- およそ0.2mmです。
- サポート体を別に用意する必要がありますか?
- いいえ。サポート体は同じプラスチックの素材でプリント時に作られます。キューブソフトウェアがサポート体を付加します。このサポート体は原料が最小限に抑えられ、プリント後には道具なしで簡単に取り外せます。
以上、「翻訳の精度は保証しません」(笑)。参考までにご覧くださいね。
ちょいちょい出てくるCubify Inventは、この3Dプリンタと同じメーカー製の3Dグラフィックソフト。モデリングに特化したもののようで(アニメや凝ったエフェクト機能はついてない?)、使い勝手もシンプルでそれなりに良いもののようです。価格も49$とリーズナブルなので、これからはじめようという方にはいいかもしれません。
ちなみに私はApp Storeで買った「Cheetah3D」を使ってます。こちらもなかなかヌルヌルと動いてよろしいです。
MakerBot Replicatorのときは自作データをプリントするまでに至らなかったので、こんどこそ試してみたくヒマを見つけては3Dデータをちこちこと作っている今日このごろです。Makerブームがどうとか、もうあんまり関係なくなっちゃってます。はやく試してみたいなっ。