獅子舞がそんなにかわいいなんて聞いてない 笑福亭伯枝の会@天満天神繁昌亭
もしかしたら私、この公演のこと一生忘れないかもしれない。まだあったかいうちに、この気持ちを自分の手で残しときたい!と思って書き(描き)ました。
連休のはじめに、これ観たよ。
笑福亭伯枝の会 2014年11月22日 天満天神繁昌亭
露の眞 「開口一番」
笑福亭伯枝 「時うどん」
豊来家玉之助 「太神楽」
笑福亭伯枝 「佐々木裁き」
//仲入//
笑福亭伯枝 「替り目」
満席の会場。ぎりぎりでチケットを手に入れたのも、スパイスになった。
笑福亭伯枝さんの落語は、迫力があって、おおらかな感じがして、とってもいいんです。最後までたっぷり笑って、会場を出るまでそれはもう幸せな気分に浸りっぱなしでした。
ところで、主役とは違う意味で強烈に揺さぶられたのが、豊来家玉之助さんの獅子舞。
じつに勇猛な剣の舞。荒ぶる神のように、力強く美しい。だけど、途中でお囃子の調子が変わったと思ったら、獅子は丸くなって眠ってしまいます。
ちゃんとお耳がぴくぴく動いたり、寝息で背中が上下するのよ!もう、かわいいったらありゃしない。キュン死ですわ。
ああっ猫たん!(※獅子です)
あんな動きにはじつは相当な身体能力が要求されそうですが、そんなことも忘れて見入ってしまうという。なんと贅沢なことか。
かわいいといえば「狸賽」も。狸のこどもがサイコロに化けてばくちの手伝いをするお話。露の眞さんのほんわかした感じに合ってて、かわいい。お手手がちゃんと狸のお手手なの〜。
唯一かわいくないのは「佐々木裁き」の子供(笑)。なまいき!でも伯枝さんが演じると「どこか憎めない感」がすごい。
一生忘れないライブ。それって、超有名なアーティストだけが担うとは限らないもんだと思う。自分の嗅覚でここにたどり着いて、これに出会うことができた。そういう幸せもあるんだ。しかも、そのほうが得てして強烈だったりするものです。