作りたくなった時にどどどどどどっと作ってしまうのが実は一番効率よいのではないか
アプリでも、ウェブサービスでも、ハンドメイド雑貨でも、DIYでも、恋人でも、子供でも。
世間では「ちゃんと計画してから」って言うんです。けど、ほんまそう?
きっと誰しも、こういう体験ってあると思うんです
旅先のスケッチ。描いたときは「帰ってからちゃんと絵具で着彩して、ルポの企画書にまとめようかぁ」なんてぼんやり思っていたのに、気がつけばあれから1年。
仕事帰りにふらっと貴和製作所へ。きらきらのスワロフスキーを眺めていたらやる気がむくむく湧いてきたので「よーし、ピアスとネックレスに、天然石ブレスも作るっ」とアクセサリーパーツを買い込んだものの、3ヶ月後、なぜかパーツは引き出しにまだ眠っている。
交流会で気の合いそうなエンジニアに出会って、前から考えていたウェブサービスを作ることに!でもやるからにはビジネスとしてちゃんとしたいから、知り合いのデザイナーも加えて、プランの共有、そしてコンセプトの練り直しからはじめよう。数回の打ち合わせを経て、制作は全く進まず、なぜか空中分解。ケンカしたとかじゃないのに。
思いついたらすぐ実行(できるように)
完成したこととしなかったこと。いったい何が違うのか振り返ってみたら、私の場合は「思いついてすぐ実行できたかどうか」でした。
旅先のスケッチは、その日のうちに、または少なくとも帰りの飛行機で色を塗ってしまえば、きっと日の目を見たでしょう。スワロフスキーのピアスは、いちばんやる気のあったあの日に夜更かしして作ればよかったし、ウェブサービスはエンジニアとの出会いなんか待たずに、稚拙でも自分自身で形にしてしまえばよかったのでしょう。
ただ、そのとき充分な時間を取れるかどうかは状況次第です。ならば逆に、なんでもすぐ実行できる環境を、ふだんからつとめて整えておくことが大事なのでは?と思います。
自分が考えたのと同じようなことを、他の人が完成させて成功している、そんな場面を目にしてヘコむこともあります。でもそれは、単に状況が整っていなかっただけで、けっして、自分が劣っているという意味ではないはずです。
さあ、だから、またトライしましょうよ。