ダイエット?出会い?「Ingress」(イングレス)はクリエイター向けゲームかもしんない! [iPhone]

ingressとは

「Ingress(イングレス)」って、ご存知ですか?スマートフォンで遊ぶゲームアプリです。7月にiOS版が出て、世界規模でユーザーが増え続けています。「ダイエットに効く」とも「出会いがある」とも言われているあたり、何やら尋常のゲームではなさそうな「Ingress」をちょっと試してみました。

やってみて分かったことは、「Ingressって、クリエイターにはなかなか具合がいいゲームかもしれない」ということです。

スマホを捨て(なくていいけど)よ、街へ出よう

ingress_gmap

Ingressは、世界各地にある拠点にプレイヤーが働きかけることで進んでいくゲームです。プレイヤーは青と緑のチームに分かれて、陣取りゲームのように競い合います。

Ingressのメイン画面は地図です。アプリ上で見ると、私の家の近所の公園は光のかたまりとして表示されています。つまりそれが拠点のひとつだというしるしです(ゲーム内では「ポータル」と呼びます)。ここに働きかけるには、自分がスマホを持ってその公園へ行かねばなりません。光のかたまりにアプリ上でタッチすると、アイテムや経験値が得られたり、攻撃や防御ができます。

つまり、街に出て、現実の世界を歩き回って遊ぶ。これがIngressの一番の特徴で、スマホだけで完結するゲームとは大きく違うところなのです。

ハマればハマるほど痩せる?!

ingress 自転車

経験値やアイテムをたくさん手に入れて早く強くなるには、今までのゲームなら「課金」でした。しかしIngressでは、たくさんの拠点を回ること、つまりたくさん移動すること・歩くこと、なのです。だからハマるほど歩く→痩せる、というわけです。

この点、運動不足がちなクリエイターやエンジニアにはもってこいと言わざるを得ません。ジョギングのお供にすれば、モチベーションの持続にも一役買いそうですね。

いつもの街が新しい姿に見えたりも

拠点は公園、ビルの前にあるモニュメント、神社などさまざまです。歩き回ることで、いつもの場所に新しい発見をもたらしてくれるというオマケもあります。

Ingressをお供につぶさに街を歩くと、「通勤途中にある時計塔、じっくり見たことなかっけどこんな面白い形だったんだな」など、ちょっとした感動の連続です。こういう小さな感動がインスピレーションの素になることは、クリエイターには言うまでもないでしょう。

余談ですが、お地蔵さんが……

国内の拠点にはやたらとお地蔵さんが多く、こんなところにも?!とびっくりすることしきりです。なので、滅茶苦茶狭い話ですが、お地蔵さんライターの方(いるん?)とか、民俗学系のテーマで編集やフィールドワークをされている方などには、ぜひぜひIngressをプレイしてほしいなと思いました(笑)。

協力プレイ+イベント=出会い?

a0003_000764_m

Ingressは特性上、拠点の近くで他のプレイヤーに出会うことは珍しくないようです。また、経験値が堅い(たまりにくい)ため初心者の成長には先輩プレイヤーの協力がある程度必要だったり、ゲームを有利に進めるために味方プレイヤー同士の連携が必要だったりします。

そういった背景から、ネット上のコミュニティがかなり発達していて、実際に同じ場所でプレイすること、つまりオフ会も多い模様です。

オフイベントの参加者層はデザイナーやエンジニア率高め?

私は先日、そういったオフ会のひとつに参加してみました。たくさんの拠点がある場所をグループで歩いて巡り、経験値やアイテムを次々にゲットしていくというものです。ちょっとしたハイキングくらいは歩きました。

参加者の年齢層は20代後半から40代前半、プロフィールによるとデザイナーやエンジニアの方も少なくはないようです。オタクとは言わないまでもいかにもゲームとか好きそうだなあという雰囲気の方が多く、およそ8割が男性でした。そっち系が好きな女子は行くと出会いがあるかもしれませんね。

じっさい恋愛的な意味での出会いはどうだか分かりませんが、たまにはそうやっていろんな人に混じって遊ぶのは単純に楽しいし、クリエイティブ的な意味でも、仕事に対してもいい影響があると私は思います。



右下のアイコンで日本語字幕を出せます

いかがでしょう。やってみたくなりましたか?

すべてのIngressプレイヤーは、、どちらかの陣営を選ばねばなりません。

私がどちらの陣営なのか、またプレイヤー名も明かさないでおきます。もし味方になれたら、ぜひどこかでご一緒しましょう。もし敵になったら……優しくしてねん。

ingress-icon Ingress – Google, Inc.

関連記事