[Mac] El Capitanを入れたらIllustrator CS5のフォントプレビューが見えなくなったときの直し方
Mac OSをEl Capitan(10.11)にアップグレードしたら、Illustrator CS5.5のフォントプレビューが出なくなってしまう問題。Yosemiteからあった問題ですが、ふた通りの解決法があります。ただしどちらも一長一短なのですが……。
Mac側の設定を変える方法
- システム環境設定 > アクセシビリティ > ディスプレイ
- 「透明度を下げる」にチェックを入れる
これで一応、イラレのフォントプレビューが見えるようになります。ただし引き換えに、MacのメニューバーやDockの透明度が下がります(むしろそのための設定です)。
背景がちょっと透けるのが素敵なのに……と私は思っているので、残念な設定ではあります。というわけで、もう一つの選択肢をご紹介します。
Illustratorの設定を変える方法
こちらはAdobe Illustratorの環境設定での設定を変える方法です。
- メニュー : Illustrator > 環境設定 > テキスト
- 「フォントプレビュー」のチェックを外す
設定をこのように変えると、書式>フォントメニューや文字ウィンドウのフォント選択リストにはフォントの名前だけがずらりと並ぶようになります。フォント選びにはプレビューがないと、という方にはちょっと心もとないかもしれませんが、何も表示されないよりはマシです。
私はYosemiteからこの設定にしていますが、フォントの名前を見ればだいたいどんな形のものか把握できているし、よく使うフォントも偏りがあるものなので、あまり困りません。どうしてもプレビューしながら選びたいときは、Macについている「Font Book」を眺めるようにします。このほうが効率がいい気もして、悪くありませんよ。
というわけで、いつまでもCS5なんか使ってないでさっさとアップグレードしたら?ということなのでしょうが、Adobeの最近の製品は(というか対応も?)あまりいい話を聞かないので、なかなか踏み切れずにいるというこの気持ちわかってほしい。