MacBook Pro(2015,Ratina)のキーボード故障、Appleストアで修理依頼したら結構な金額に
MacBook Proが壊れたので、Appleストアへ行ったときの話です。Macの修理はこんなことになりますよと、Mac使いの皆様のご参考になれば。
うちのMacBook ProはRetina, 13-inch, Early 2015 というモデルです。2018年現在ちょっと古い製品にはなったけど、GPUも立派でAdobe製品もしっかり動いてくれる大事な相棒です。
目次
キーボードの故障のようす
先週の朝、Macを起動してみたら、パスワードがどうしても通らない。何度目かでようやく気づいたんです。Capsキーが解除されないでいる?その後なんとか起動できたものの、どうもキーボードが変なのでした。
Capsキーを押すと、Pが連続して入力されるのです。そしてそれはCapsを解除するまで止まらない。しかし、Capsを再度押したとしても解除されないのです。正解は英数キーで日本語入力を止める。面白いから動画撮っておけばよかったな。ちなみに他のキーは一応入力できるように見えました。
まずはPRAMクリア、SMCリセット
さて、対応を考えます。
まずはPRAMクリア、SMCリセット。ちなみにこれはMacの中に記憶されている設定データを消去する行動です。何かトラブルが起きたらまずはだいたいこれです。
キーボードの挙動は全く変わりません。次はOS再インストールか?と思うまもなく、ソフトウェア的な問題ではなさそうな予感がしたので、早いうちにチェックか修理を受けさせてやることにしました。
Appleに修理を予約する
Appleに修理を依頼するには、まずはウェブサイトで予約をします。
»修理 – Apple サポート 公式サイト
このページからリンクを辿っていくと、AppleストアとAppleと契約している修理業者(家電量販店など)の一覧が出てきます。この中から都合の良い場所をクリックすると予約完了です。
※いきなり予約完了です。キャンセルもできるけど
たまたま翌日に空きがあった四条烏丸のApple京都へ。
Appleストアへゆく
Apple京都、この前できたばっかりですね。階段の手すりが特におしゃれでした。店内は日本人も観光客もで大混雑です。
人をかき分けかき分け2階へ。そのあたりのスタッフに◯時に予約してる◯◯ですけど来ましたよ〜と声をかけます。それから、オシャレな長テーブルのそばに座って、予定時刻まで待ちます。
実際に担当スタッフさんがやって来るのは予約時刻を10分以上過ぎますが、経験上どこのAppleストアもだいたいいつもこんなもんです。
診断がはじまった……
やはりキーボードが物理的にイカれてたみたい。
スタッフさんが私の目の前で、専門的な診断ツールを動かしていきます。結果、キーのいくつかが死んでました。Capsだけでなく、入力できたと思っていた他のキーにまで異常が発生していたのです。明らかにハードウェアの問題ってこと、OS再インストールなんかじゃ治るわけなかったですね。
でもなぜ?最も多い原因は液体だそうです。コーヒーなどを「あぁやってもた!」という明示的な水没はこのMacではまだ起きていません。あるいは、猫毛がたまり過ぎてショートした例もあるらしいですが、うちの猫はMacBookに直接乗ることはないので、それほどとも思えません。真相はわからないままなのですが。
修理にはかなりのお値段が
提案された修理費は5万円超でした。このモデルはバッテリーとキーボードが一体化していて、キーボードだけを交換という選択肢がないのです。
さすがに悩みました。本体を買った値段のおよそ半額に達します。それならいっそ、ちょっと無理して最新モデルのMacBookを買うべきなのでは?と一瞬思ったけど、スタッフさんの一言で重大なことを思い出したのです。
「新しいモデルは全部USB-Cです」
それや。よくぞ思い出させてくれはった。私がこの子を買った時、すでにTouch Barモデルは出てたけど、今持ってる周辺機器やコネクタを全部買い換えなきゃいけないのがイヤで、悩んだ挙句古いモデルを買ったのでした。
その場で修理を依頼することに決めました。修理は預けて1週間ほどかかるそうです。説明では、もし「開腹」してみた結果、キーボードだけでなくロジックボードなどの損傷が見つかった場合は追って沙汰があるということでした。
同意書にサインして、カードで決済してもらって、この日は終わりです。滞在時間は1時間ほどでしたでしょうか。
4日後、突然届く!
休日が終わり、my代替機・10年選手のMac miniでちまちまと作業をしておりました。ハードディスクがかりかりと鳴り、いかにも心配な心持ちになっていたところ、玄関の呼び鈴が鳴りました。
クロネコさんからMacのお届けでした。えっと、何かこう「発送しました」メールみたいなものが来るものと思い込んでいましたので、ちょっと面食らったわけですが、早くてありがたくて、嬉しかったです。
*おまけ*
伝票の入ったファイルケースにリンゴマークついてる!嬉しい!(Macの人って単純だなあと夫が呆れる)
他のやり方ならもっと安かったのか?
故障に気づいた時点でググったところ、このモデルは内部に走る一部のケーブルが痛みやすいので、その交換で1万円くらいで治ったよという話を見かけておりました。
それで済めばいいなあと淡く期待していたけど、キーボードが全体に渡って異常だったのではどうしようもないか。
安く済ませるならば、パーツを取り寄せて自分で修理する方法も考えられます。今回私の対象になったパーツも、怪しげなショップから手に入れることはできそうです。
ただしもしパーツを買えたとして、自力で無事交換を終えられるかというと、ちょっと自信がありません。今のMacはコンパクト化のためにその内部は複雑極まりないものです。ひと昔前のMacは自分で「開腹」するのが当たり前で、メモリやディスクくらいならいつも自分で交換したものでしたが、そんな私でも怖い。
今回の修理費用はたしかにびっくりする値段だったけど、自力での修理を考えはじめると労力ばかりがかかってしまったのではないかな、と思うのです。パーツが無事取り寄せられるか、修理方法の検討は、解体のためのネジ回しも買わなければ。期間もどれほどかかったでしょう。
Appleストアでの診断から即断即決で修理を決めたら、1週間を待たずに復帰できた。高かったけどまあしゃあない、と思います。
後日、修理代の請求が届く
3日後の追記です。Appleから請求書が届きました。請求は33,000円+税金でした。見積は5万円超。何だったのかな?
まとめ : これからはキーボードカバーをつけることにする……
出費は痛かったけど、バッテリーも新しくなったのでヨシとしよう。
これからはキーボードカバーをつけることにします、ダッサいけど。iPhoneケースも絶対使わないくらいケースとかカバーのたぐいが嫌いな私ですが……やってみたらまあ悪くはなかった。このお話は別の記事で。
»MacBook Proにキーボードカバー。3000円もする「moshi clearguard」買ってみたが悪くないよ。 – Factory70 Blog
こんど壊れたら、タッチバ〜でUSB-Cなのを買うしかないかもね。
Apple MacBook Pro Touch Bar 512GB SSD 13インチ Retina Displayモデル Core i5 2.9GHz アップル MNQF2J/A スペースグレイ MNQF2JA