新聞のベタなお悩み相談コーナーからインスピレーションを得たりするかもしれない件

樹の年輪

新聞に、読者のお悩み相談コーナーがあります。小さな欄だけど、なぜかついつい、毎回目がいってしまいます。なかなか深いんです。

今朝は60代の男性からの相談でした。30年以上連れ添ってきた妻が最近、ひどく暴力的な態度を取るようになった。どうしたら前のように仲良くできるだろうか。

その原因について、男性には自覚があります。若い頃、妻に対して取った冷たい態度や無関心。それに姑の仕打ち。妻はそれらにずっと耐えてきて、きっと今になって爆発してしまったのだろう、と自責の念を抱いているということです。

それに対し、心療内科医が答えていました。

「多くの男性は『察してほしい』と思いがちですが、きちんと言葉にして相手に話すことが重要です」と。

原因はあなたが気づいたのでおそらく正解だけど、自責の念を抱いているだけでは、全く、何も伝わらない。今すぐに態度を変えること。行動を変えること。

妻が好きな食べ物、音楽、お気に入りの場所を知っていますか?
今からでも遅くない、妻に関心を持ち、感謝と思いやりの言葉をかけなさい。

そんな回答でした。

「状況を変えたければ、行動を変えろ」。そんなメッセージを受け取ってしまいました、ベタな夫婦の相談から。たぶんそれがいま私に必要なことだって意味なのでしょう。

そんなふうに、自分とは全く関係なさそうな話から人生のヒントとかアイデアとかインスピレーションを得ることってきっと往々にしてあるので、自分の界隈にしか興味を持たないのって、損してると思うのですよ。

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