東南アジアのインスタントラーメンおいしいコレクション
ベトナムのお土産で頂いたインスタントラーメンがあったので、今日のブランチに食しました。東南アジアのインスタント麺は昔から好きだったので、写真コレクションも合わせてご紹介します。
むかし東南アジアのインスタントラーメンといえば素晴らしくいい加減な印象だったのですが、いまはずいぶんと進化したのですね。まず調味用の袋は乾燥した野菜、粉末の調味料、調味脂ペーストの三種類、さらに10cmくらいの銀色のレトルトパウチの袋がついています。けっこう凝ってます。
レトルト袋には牛肉の煮たのが入っていて、調味料を入れて麺を戻したあとレトルトの中身をのせると、フォー・ボーのできあがりというわけです。
肉はもちろん本物だし、麺もにゅるっとした感触で本物感が高い。よくお出汁のきいたスープに、ぎりぎりくせがないと思える程度の香草の風味。
いやあ、おいしゅうございましたとさ。
アジア麺コレクション
むかし、といっても10年くらい前、家族全員が東南アジア好きだったもので、家には常にいくらかのエスニックなインスタント麺がありました。日本のコンビニでは買えない味が楽しいのです。中にはドハマりする味もあって、時には取り合いになったものでした。
2005年
こちらは2005年頃にタイで買ったインスタント麺のコレクションです。
辛いんでしょ?という反応が多そうですが、辛いのも辛くないのもあり、中には相当味の薄いものもあります。麺もふつうのラーメン風のものだけでなく、春雨、フォーのような平麺、たまご麺や色付きの麺などもあり、当時の日本のインスタントラーメンにくらべると、相当にバリエーションが多い印象でした。
焼きそば系が充実しているのも特徴です。パッタイ的なものや、平麺タイプのものもありました。甘辛い味付けに、高確率でハマってしまうのが焼きそば系でした。
また、汁麺として食べてもいいし、汁なしで食べてもいい、と両面使いを推す商品があるのも、日本とは少し違った特徴です。
「辛くないのもある」と書いた舌の根も乾かぬうちになんですが、ひとつだけ、身の危険を感じるほど辛いのに遭遇したことがあります。
パッケージはふつうに見えます。日本的な感覚だと激辛商品のパッケージデザインはもっとしつこいくらいに煽ってくるものですが、このしれっとした見た目に警戒心は持てずに(そもそも文字も読めてない)、ぱくっと口にしてしまい、そして激しくのたうち回りました。
どうやら緑色の唐辛子を練り込んだ麺だったようです。
2013年
つづいては比較的最近買ったものをご紹介します。
これらはベトナムで2013年に買ったものです。2005年と比べると、パッケージが洗練されたような印象があります。麺や味のバリエーションは健在です。そして、小袋の開けにくさも健在です。
味のバリエーションというと、変わった方向の進化も見つけました。こちらはトマトスパゲティのインスタント麺です。スパゲティのリアルさはさほどないのですが、ふつうに美味しい。焼きそば系の充実がこういう進化をもたらしたのかもしれません。ところでOmachiって日本語の「ヘイお待ち!」のお待ちでしょうか。
最後にご紹介するのは、2013年にシンガポールで買った、日清のカップヌードルです。写真を見返していて気づいたのですが、これは「ラクサ」ですね。2015年のいま日本国内向けに売られている「カップヌードル ラクサ」とは、パッケージも味もかなり違います。
お土産に使える
現地のインスタントラーメンは軽くて、安くて、スーツケースに詰めやすいのでお土産にはぴったりの品物なのですが、人にあげても警戒してなかなか食べてくれないのが難点のど飴。東南アジアへご旅行の際は、ぜひ気心の知れたお友達に。