大阪のシュッとしたIT系サービスをアピールするイベント「Shoot from Osaka(n) vol.3」に行ってきました
こんなイベントに参加してきました。とてもいい刺激になったのでご紹介します。
Shoot from Osaka(n) vol.3 ~ 大阪近郊で作られているIT系のサービス・商品をアピールするイベント ~
これは、大阪でがんばっているIT系企業が自社のサービスをプレゼンするイベントです。メディアは東京に集中しているから、どうしても大阪発のサービスは注目をあつめにくい。そこで、こうしたイベントをしていくことで発信力を高めていこう!ということ。
メディア関係者のあつまるなか、九つの企業がプレゼンに立ちました。どれも興味深かったけど、そのうち私が気になったのは二つのサービスです。
chalett (チャレット)
興味や関心ごとを登録しておいて、それが合った見知らぬ誰かとチャットして遊ぶサービス。
むかしむかし、はじめてMacとネットを手に入れた20世紀終盤、あのころ盛んだったチャットルームを思い出します。「ネットは危険」という声ばかりが聞こえるいまとはちがって、ネットという新しいツールがもたらしてくれる新しい出会いにものすごいわくわくを感じたものでした。そんな薫りがちょっと漂っています。
MYISBN (マイアイエスビーエヌ)
キャッチコピーは「たった5分で原稿が本屋に並ぶ。全自動出版サービス」。出版とIT系に半身ずつを置く私には、気にならざるを得ません。
Amazonのプリントオンデマンドをうまく利用したかんたん自費出版サービス、しかもきちんとISBNがついたものを発行できる、というもの。運営会社社長はこのサービスのために「IT企業なのに、出版社にもなっちゃった」らしい。
気になるのは、データだから訂正に対応できる、という点。それがクオリティの担保になるのか分からないけど、ろくに校正されていない誤字脱字だらけの本が多い今日このごろにもしかしたら一石を投じるのかも?と思いました。編集者さんたちの意見を聞いてみたいところです。
それから、主催者の発言から、だいじなことを。
「モノがいい・オンリーワンなサービスってだけじゃなくて『これがあたらしい』という情報が必要」
これがあたらしい、という情報がなければ、文字通り「ニュース」にはならない。メディアに取り上げてもらうには「ニュース」が必要だ、ということ。そういえば、登壇者との質疑応答タイムに新聞記者さんが
「そのサービスで、最近変わったことや新しくなったことはありますか?」
と必ず聞いていましたね。
大阪、がんばってます
私が体験してきた出版関係の人たちとの交流を鑑みても、関西人はがんばっています。積極的に「発信しよう」「交流しよう」と言うのは、どちらかというと関西人のほうです。むしろ関西人の目からみると「東京の人は”おっとり”してはるなあ」とさえ思うくらい。それほどがんばらなくても注目してもらえるし、仕事もいっぱいあるから…ということなのでしょうか。
ここでも、大阪はがんばってんで!という気概を感じられて、私は嬉しかったです。
そのうち私もこのような場で、世間をわくわくさせるようなサービスを発表してみることにしますね。乞うご期待。
twitterハッシュタグ #ShootOsaka
もっと詳しいレポートがあるのでご紹介。
→Startup Datingの記事
当日のUSTREAM中継のビデオはこちら。