ArduinoでCiao mondo!

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ArduinoでHello World配線

Arduino UNO

Buongiorno!
こちらArduino女子ざます。

最近話題のArduino。先日は私「ものアプリハッカソン」というArduinoを使った開発イベントにも行ってきたのですが(そのときの記事はこちら)、いっぽう「で、Arduinoって何するもんなのよ〜〜?!」という声も聞かれますので、自称Arduino女子の私が、ちょっと紹介してみたいと存じます。

ちなみに、”Ciao mondo!”はイタリア語で”Hello world!”のことね。

Arduinoとは?

とりあえずwikipediaでArduinoを調べてみると、こんなふうに書かれています。

Arduino(アルドゥイーノ)は、AVRマイコン、入出力ポートを備えた基板、C言語風のArduino言語とそれの統合開発環境から構成されるシステム

基盤じたいの設計もArduino言語もオープンソース。なので「オープンソースハードウェア」って言うみたいです。

 

これだけではなんのこっちゃらなので、とりあえず「Arduinoをはじめようキット」というものをAmazonでお取り寄せしてみましょう。

基盤と、こまごました部品が入っています。

この基盤にいろんな部品をくっつけて、メカを作ります。部品はいろんな電子工作で使える汎用的なもので、足りないものがあれば日本橋とか秋葉原で買えます。

セットにはブレッドボードというちいさな穴空きの板が入っていて、配線はここにぷしぷしと線を刺して作っていきます。当面のところはいちいちハンダ付けしなくてよく、トライ&エラーできるようになっています。

そのあと、基盤とお手持ちのコンピュータをUSBケーブルでつないで、プログラムを送り込んでやります。

ArduinoとMacをUSBケーブルでつないでいるところ

すると、なにか動くものができあがる、というわけ。例えばこんなもの。

ま、これはかなり高度なものだけど、こんな手順でいろいろ作れるということです。

この基盤とプログラミング言語のことを「Arduino」という、と思って頂ければだいたい合ってます。

ちなみに、Arduinoはイタリア生まれ。初心者セットにも入っている基盤の製品名も「Arduino UNO」(ウーノ:oneのこと)と、イタリア語。パッケージもおしゃれかわいく、さすがイタリアって感じです。イタリアウーノ!

ネットにつないであれこれ、とかも

それからBluetoothやWi-Fiの機能をもたせるための基盤(シールドという)もあって、それに対応する関数がArduino言語にも入っているので、「メカをインターネットにつないであれこれする」というようなこともできます。

なので、これを使っていろいろおもしろいガジェットを開発できたりするかも…!ということで、電子工作マニアだけでなく、デザイナーやウェブ系プログラマにも注目されているという次第です。

レッツ「Lちか」!

はじめからいきなりむずかしいことはできないので、とりあえず「ボタンを押したらランプがつく」というものを「Arduinoをはじめようキット」を使って作ってみましょう。つまりプログラミングでいうところのHello World。

LEDをピカっとさせるので、『Lぴか』って呼ぶらしいですw

(追記:「ぴか」じゃなくて「Lチカ」だった!ぴーーーかーーちゅーーーwww)

まず、Arduinoとブレッドボードに、こんなふうに部品を刺します。

ArduinoでHello World配線

ArduinoでHello World配線つぎに、Arduino言語環境をインストールします。Arduino公式サイトからダウンロードしてください。
http://arduino.cc/en/Main/Software

インストールができたら、プログラムを書きます。

void setup() {
pinMode(2,INPUT) ; //スイッチに接続ピンをデジタル入力に設定
pinMode(13,OUTPUT) ; //LEDに接続ピンをデジタル出力に設定
}
void loop() {
if (digitalRead(2) == HIGH) { //スイッチの状態を調べる
digitalWrite(13,HIGH) ; //スイッチが押されているならLEDを点灯
} else {
digitalWrite(13,LOW) ; //スイッチが押されていないならLEDを消灯
}
}

Arduinoスケッチのスクリーンショット

書けたらArduinoとコンピュータをUSBケーブルでつないで「マイコンボードに書き込む」を押してしばらく待ちます。すると、Arduinoにプログラムが書き込まれます。

これで完成のはず。

さあ、ぴかぴかしてみよう!

では、ボタンを押してみましょう…

わーい、光った!

わーい、光った!

 

……て、まあ、これだけなのですが。

たったこれだけでも、たのしいですよ!妙な感動があります。ぜひぜひ味わってみて頂きたいものです。

こんな感じで、まずはかんたんに試せるのがArduinoのよいところ。私は女子校育ちで工作の授業とか経験がないので、とりあえずハンダ付けをしなくていいのも、垣根が低くて助かりました。

 

今後はもっと高度なものに挑戦していきたい次第。またここで報告ができればと思っています。

 

今回の記事はこちらのウェブサイトを参考にしました。Arduinoをつかったおもしろい作品がいっぱい紹介されてます。
海外Arduino情報

Arduinoってなにー?という点についても書かれているので、もっと詳しく知りたい方はどうぞ。

最近話題の『Arduino』とは一体何なの?何ができるの?まとめ

 

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