デザインのネタに困ったときは、本屋へ行け。

本棚でひらめく

本棚でひらめく

Amazonもいいけど、本屋もね!
…って、Amazonで買うこともけっこう多いんですけどね。やっぱ早くて便利だもん。「本屋行かなきゃ」って迷ってる間に着くくらいだもん。

でも、「こういう時はAmazonじゃなくてどうしても本屋じゃなきゃなあ」って思うこともありますよね。

私がとくにそう思うのは、デザインやイラストのネタに困ったときです。

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例えば雑誌の表紙のイラストで困っているとき。

本屋というのは、まさにその答えがいっぱい陳列されている場所なわけです。他のデザイナー/イラストレーターがどんな答えを出したのか、こんなにいちどきに会える場所というのも、他になかなかないものです。

デザインのネタ本とかもありますから、そういうものを参考にするのもいいですが、私のおススメは、ジャンルを特定せずにいろんな本を見てみることです。

「ためる」→「ピコーン!」

「ぱくるんか?」と思われた方もいるかもしれないですけど……やっぱまるぱくりはムリですって!だって、こっちだって決まったテーマを抱えているんだからね。全く同じ企画なんて意外にないもので、参考にはできても…ってことです。

アイデアを出すためには「ためる」コマンドが必要らしいです。「アイデアのつくり方」の受け売りですけどね!

本屋へ行くのは、パクリのネタもとを探すのではなくて、その「ためる」をしにいく感じです。そして、「お!」と思える装丁の本をを見つけたら、「これはどういう着想でここへたどり着いたのかな?」と過程を想像しながら見る。すると、そのうち自分の答えに使えそうな道が見つかって「ピコーン!」と新しい技をひらめくことがあります。

「越境」しちゃうのも本屋ならでは

アイデアを得たいときにAmazonじゃなくて本屋がいい、という理由のひとつは、違うジャンルの本がカンタンに目に飛び込んでくるから、です。

たとえば、医学書を見に行ったら、そこから1メートル隔てて絵本の棚があったり。絵本の棚なんかはもうイラストレーターの成果物の宝庫ですから、図らずもすばらしい仕事っぷりにプチ感動を覚えたり、ということが起こり得ます。

これは目的の本をぴたりと探し当てるのとは逆のことですが、アイデアを出すのには大切なことです。個人的にこっそり「本屋エクスプロール」と名付けて楽しんでたりします(笑)。

Amazonさんがおススメしてくれる関連書籍はいつもかゆいところに手の届くすばらしいチョイスですが、こういう「越境」はほとんど起きません。なんて言ったらいいかわからないけど、人間が物理的に数メートルの距離を移動するのはカンタンでも、ウェブページが「関連”しない”もの」を提供するのはホントにむずかしいんだろうなぁって。

だから「何かわからないけどなにか見つけたい」というときには本屋へ行くのが正解じゃないかと思います。

あと、数日前にも書いたんだけど、「Amazonの画像には映らないデザイン」も多いので、そういう意味でも本屋で実物を手に取ってみるというのもだいじなことかもしれません。

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