[シンガポール&ホーチミンシティ旅日記:1]シンガポールはハイブリッドな魅力。
1月に、シンガポール&ホーチミンシティを旅してきました!これは少し特別な旅で、いちおう観光旅行ではあるのだけど、「現地の企業を視察させてもらう」というオプションを盛り込んだもの。
街の様子もおもしろかったし、現地でがんばっている日本人のみなさんにもいい刺激を貰えました!年の初めに幸先のいい旅行だったですよ。
ごっちゃりした東南アジア感とクリーンで先進的なビジネスの世界が同居していて、シンガポールはとっても魅力的な国です。
チャンギ空港に到着すると、入国審査カウンターには飴ちゃんが置いてあります。これもひとつの”国策”なんだって。
ナイトサファリには間に合わず、すぐに夕食をすることに。
やすうま!ホーカー・センターは東南アジア感びしばし
ホテルから歩いて5分くらいのところにフードコートがあります。「ホーカー・センター」「ホーカーズ」などと呼ばれていて、現地のみなさんは昼夜問わずここでお食事をしています。家で食事を作らない文化なんだそうです。
これが安くておいしいんだ!
大体コレで2〜3シンガポールドル。1S$で75円くらいだから……200円前後か。これならば自炊よりお得だわ。
ビールはなぜか氷入り。
シンガポールの街ってあまりにも整っているけど、
ここへ来て食べると一気に「東南アジアキター!!!!!」という気分になるんです!
夜景すごすぎ!!
夕食が終わってから、One Raffles Placeタワー(OUB Centre)にある1-Altitudeへ。60階くらいのところにある、屋上のバーです。
この夜景は文句なしにすごい!「スマップのCMでおなじみのあのホテル」を見下ろしちゃうよー。
港のほうには、やたらとたくさんの船の明かりが見えます。後で聞いたところによると「とりあえず来て入港待ち」の船なんだそうです。それだけビジネスが栄えていて、港が忙しすぎるってこと。
素直に…がんばらなあかんな!ビッグになりたいっ!って思える景色でした。
ラーメンがデートスポットらしい
2日目は企業視察の日。午前中は日立アジアで東南アジアでのビジネス展開について伺いました。
お昼は旭川ラーメン。こちらではラーメン屋がデートスポットなんだって。めちゃめちゃ量多いけど……これ彼氏と向かい合って食べるの??謎やー。
午後の移動までの時間で、マーライオン公園へ。
すごくがっかりするって聞いてがっかりしに行ったのに、けっこう大きいから、あんまりがっかりしなかった。がっかり…。
株式会社シンガポール、未来っぽい世界
午後はIT系インキュベーション施設内にある企業へお邪魔させてもらい、シンガポールの現状についても話を聞きました。
ビジネスマンにストレスを与えない、徹底した施策がある。冒頭のアメちゃんも、「お疲れさまです、ようこそ」の意味をこめてのこと。24時間開いていて、着いたらすぐ商談に向かうこともできる、立地のいい空港。
街がキレイなのは、ビジネスマンが嫁や子供を安心して呼べる環境を整えたいから。また、水の供給を依存している隣国マレーシアとの関係は微妙だが、そのぶん有事の際への備えもかなり気合いが入っている。そうやって人間が安心できる基盤を築こうとするのはすべて、ビジネスを発展させるため。こうした施策は全て国が主導して行っていて、まさに「株式会社シンガポール」の様相を呈している。
シンガポールは国土もせまく人口も少ないので、海外から留学生を呼び寄せて帰化させたりもする。多民族国家ではあるけれど、人種や生まれた国にこだわることなく、この国でがんばっている優秀なやつをシンガポーリアンと呼び、国民はそこに誇りを持っているのだそうです。
まるでSFの世界のようじゃないですか。未来の地球がそんなふうだったらいいですね。人種や宗教による差別や戦争を乗り越えて、同じ地球に生きるものとして誇りを持っている、みたいな。
百貨店ビッグ過ぎ
夜はIT飲み会@SG!なので、それまでの時間でOrchard駅周辺の百貨店でビオテルム探し(ビオテルムはフランスのコスメブランド。昔から愛していたけど、数年前に日本から撤退してしまったので、海外旅行時の必須買い物リストに入っているのです)。
百貨店の中のカフェは、高い。日本より高い。しかもタイ料理+カフェ。タイ料理はシンガポールでも惹きがあるんですね。Orchard界隈のカフェはみんなこんな感じです。内装凝ってて、お値段もそれなり。同じ飲食でもホーカーセンターとの物価の差がはげしい。
ビオテルムは高島屋で発見!なんか、城みたいにでかい……。中で迷子になりそうでした。
IT飲み会はいろんな人とお会いしました。ほとんど日本人だったけど、こんなにたくさんの人がシンガポールでがんばっているんやなあ、とちょっと感動。
一日歩き回って疲れたので、二次会はキャンセルして一人で先に地下鉄で帰りました。夜の地下鉄も日本と同じく安全安心なのがシンガポールのありがたいところです。
(つづく)