Arduinoを使った開発イベント「ものアプリハッカソン」に参加してきました(2)
先週末、オープンソース・ハードウェア 「Arduino(アルデュイーノ)」を使った開発イベント「ものアプリハッカソン」に参加してきました。先日レポートを書きましたが(記事はこちら)、もうちょっと語りたかったのでつづきを。
というのもね、他のチームのプロダクトもなかなか素敵だったので、ちょっとお伝えしておきたいなぁと思って。
並べてみると、「コミュニケーション」にからんだアイデアが集まりました。
旅先からかわいいオリジナル絵はがき。
これは私たちのチームの作品。ホテルのロビーなどに置いてあって、旅先で撮ったばかりの写真を絵はがきにして友達に送りましょう、というプロダクト。
FacebookとかにアップロードしてLikeもらうだけって、正直もうみんな飽きてるでしょ?というココロ。
会場に関係者のお子様が来てたのですが、「絵はがき、いいな〜」って言ってくれてたそうです。
ほんとうの外国の切手を買ってきてサンプルを作ったのですが、デジタルじゃない写真に見たことない外国の切手がついている様子が、デジタルどっぷり世代なお子様にとっても新鮮だったみたい。
女子ウケを狙ったアイデアのはずだけど、こどもにも気に入ってもらえそう。実現できたらいいなーって思ってます。
たまご!
冷蔵庫のたまごコーナーに置く卵形のプロダクトで、離れて暮らすお母さんとのコミュニケーションを”適切な量”に、というアイデア。
Android端末にカメラの役割を持たせてあって、遠隔でちゃんと動くんだよー。すごい。
イカ!いや…カエル!え、やっぱイカ?
腹立ったときにぎゅっ!と握ってストレス発散するおもちゃ。さらにその様子が恋人などに伝わっちゃう、という。はじめはイカのデザインを想定されたものでした。
審査員から「握るとやわらかいもの」が次世代のインターフェイスとして注目され始めているというお話がありました。
だったらカエルじゃなくてやっぱりイカだろう、っていう。イカりをこめて握るのだし……ってダジャレかよ!w
Ω\ζ°) チーン
おばあちゃんがチーン…と鳴らすと、遠くで暮らす孫のガジェットが鳴り、それを振るとおばあちゃんの鈴がふたたび鳴る、というプロダクト。鈴は私物だそうです。
審査員からの「おばあちゃんが『お盆じゃないのにお父さん帰ってきたわー』と勘違いをしてしまいそうなのだがw」というツッコミに爆笑。
プラネタリウム
このチームのプレゼンは、ちょっとじーんとしてしまった。写真では分かりにくいけど、天井にプロジェクターを向けています。家庭用プラネタリウムのようなプロダクト。
母子がふれあうたびに星がふえていく。そこへオフィスで残業中のお父さんが遠隔で流れ星を降らせたり。ただの点々の星が、なぜか妙にあったかい。
ここが最優秀賞でした!ガジェットもちゃんと形になってたもんね。
やればできる!って勇気をもらいました
一体だいじょうぶだろうか?とも思ったけど、みんな二日間でなんとか形にしました。やればできるんやなーと思ったし、できるんやっていう勇気をもらったのはすごく大切な収穫だったと思います。
でね、だけど、これは特別な日だからできたんだ、って思っちゃったらもったいないと思うんです。もちろん、この二日間のプログラムはきちんと考えられたものだったし、スタッフのみなさんがたくさんサポートしてくれたのはもちろんなのですが、それだけじゃなく、参加者それぞれが秘めた力を持っているから、それがうまくミックスされて形になったんだなぁって。
なんか自分で一人ハッカソンでもやってみようかな?って思った。
やりたくても何かしらできてないこと、いろいろあるけど、がんばったら実現できるんやし。