税務署に提出する確定申告書類、期限に遅れて出したらどうなる?![ほか確定申告Tips3]

オフィスで仕事をする風景

以前、確定申告の書類を期限より遅れて提出したらどうなるかという記事を書いたのですが、毎年きまってこの時期になると急にアクセスが増えます。

てゆーか、まだ2月なったばっかりやし!
いまから心配してどーすんの?!間に合うから!がんばってぇ〜〜!!

というわけで、確定申告で起こりやすいミス(というか二つは自分で確かめました。テヘッ)について、そんなときどうなってしまうのか、どう対処すべきか、3つ紹介します。確定申告をするフリーランスのみなさん、いっしょにがんばりましょうっ。

1: もし確定申告書類を期限に遅れて提出してもある意味大丈夫!しかし。

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以前の記事でも書きましたが、ふつうに受理してもらえます。遅れたら法に触れるとか、そういう心配はありません。日が過ぎてしまったからといって放置せず、できるだけ早く提出しましょう。

ただし青色申告の方は、想定より所得税の還付が少なくなったり、税金の額が増えたり、その年の国民健康保険料が増えたりする場合があります。

その理由は、控除額が減るから。青色申告は条件を満たすと65万円の所得控除がついてきます。青色のほとんどの方はそれを目指して準備していると思いますが、期限内提出も65万円控除の条件のひとつなのです。なので、遅れるとその控除が効かなくなり、予定より所得が多い計算になってしまう……というわけです。

2: もし支払調書を忘れても、ある意味大丈夫!しかし。

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事業所得を申告する方は、その収入額の証明となる書類を合わせて提出する必要があります。フリーランスの皆さんなら、お取引先様からの支払調書などですね。今頃皆さんにも続々と届いていることでしょう。

この支払調書は青色申告書類とは別紙にまとめて提出するのですが、ある年の確定申告で税務署へ行く際、これを持っていくのを忘れてしまったことがありました。

職員さんの前に書類を広げたときに、気づきました。家から税務署はそんなに遠くないし、取りに帰ります……と言うと、職員さんは

「あ、いいですよ」

とあっさりおっしゃいました。ええっ。そうなんやぁ。

もしこちらからの支払調書がなくても、取引先様の元にも「Factory70にいくら支払った」という情報があり、それももちろんどこかの税務署に申告されているので、結局のところ調べれば必ず売上は判明する、ということなのです。ごまかしてもムダ!なしくみになっているのですね。

ただし、職員さんには「来年は、きちんと持ってきてくださいね!」と念を押されました。スミマセン、気をつけます。

3: もし記入ミスがあっても、ある意味大丈夫!しかし。

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初めての確定申告で不安な方も、あまり細かいことは気にせず、のびのび記入しちゃっていいと思いますよ。

もし申告書類にミスがあって、計算が間違っていたり、書く欄を間違えていたとしても、税務署の職員さんがめざとく見つけてくれます。私も一年目の申告のときミスをしたのですが、職位さんの前に書類を広げるやいなや、すぐにそのミスに気づかれました。さすがプロです。

郵送やe-taxの場合でも、間違いがあれば数日後に郵送で修正申告の指示が来ますので、安心して身を任せましょう。

しかし、あまりに間違いだらけの書類だと、もう一度作り直す必要があったり、結局自分の身に手間が降り掛かってくるかもしれませんのでご注意を。


以上、確定申告にまつわるミスについてまとめてみました。数ある役場の中でも、税務署の職員さんがいちばん親切だ、というのが世の定説です。わからないことはどんどん相談してみることをおススメします。

参考サイト



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