イラストレーターやデザイナーも独自ドメインくらい持ってて当然な理由

イラストレーターから名刺をもらうと、書いてあるウェブサイトがhttp://www.pixiv.net/member.php?id=123xxxで、メールアドレスがプロバイダー支給のxxxxx@galaxy.ocx.ne.jpみたいなことが多いんですけど、あれ見ると本当にがっかりします。

クリエイター系で商売としてやっている人に限った話ですが、独自ドメインのついたウェブサイトとメールアドレスくらい、持たなきゃダメですよ。

なにか合理的な理由があって「ウェブサイトは絶対にpixiv以外持たない」「無料のメールアドレスじゃなきゃどうしてもダメだ」っていうのなら、それはしょうがないと思うんです。でも、よくわからなくて周りをみてなんとなく足並み揃えたって人は、絶対にダメです。

独自ドメインなんか、持っててあたり前です。サラリーマンがスーツを持ってて当然なのと同じくらい当然です。

理由は、趣味でやってんだか仕事のつもりでやってんだかよくわからなくてがっかりする、長くて入力しづらい、といったあたりですが、でも他に、もっと大事な要素があります。

これが企業ならば、独自ドメイン持ってない企業なんて見たことありません。そのドメインでウェブサイトを持つことはウェブ上に看板を掲げるってことでもあるし、他社やお客様とメールのやり取りをするときにもそのドメインがついたアドレスが相手に見られるので、社員はメールを送るたびに会社の看板を背負います。つまりそういうことで、ネットを使った行動に自社の看板をつける意味が独自ドメインにはあるんです。

そして、法人という独立した存在として世の中と対峙していくとき、その看板がよそからの借り物だなんてありえないんです。それがふつうの感覚です。法人を個人事業主に置き換えてもまったく同じですね。だから、独自ドメインは持ってて当然なんです。

問題にしているアドレスはようするに、pixivや、あるいはインターネットプロバイダーからの借り物なわけですが、それを名刺に書くってことは「個人だからぜんぶ借り物で済ませてまぁ〜す、てへ」って言って回っているようなものです。まぁまぁそんなことで目くじら立てる人もなく、大目に見てはもらえるのだろうけど、恥ずかしくないんですかね?ってことです。

ウチはそんなん恥ずかしいから、独立したときからずっと独自ドメインでやってます。ウェブサーバ代とドメイン合わせて年間5000円もいきません(ドメインは年間1000円程度から、サーバーは月額250〜数千円)。そんな値段でネットにおける自分の看板を持てるんだったら、持たなきゃ損じゃないですか?

– クリエイターがナメられまくるこの世の中を変えたい –

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