SketchUp初心者ガイド[1]–とりあえず触ってみた
Googleの3DツールSketchUp。なんかちかぢか、3Dプリンタを触れる機会があるらしいので、ちょっと手慣らししておくことにしました。
とりあえず、ヨーロッパの教会っぽい建物の前でスーザンと記念撮影するところまでやってみましたよ。私も3Dソフトを使うのはひさびさで、SketchUpもはじめてですが、これから試す方へ参考になればと思います。
SketchUpについての概要
ごくごくざっくり言うと「Google Earthとマッチしていて、建物を作るのに強い3Dソフト」という認識で合っているかしら。
米Google Inc.が開発・提供している3Dデザインツール。元々、SketchUpは米@Last Software社が開発と販売を行なっていたが、Googleが同社を2006年3月に買収して全ての権利を引き継いだ。
2008年現在、Google SketchUpという無料版と、Google SketchUp Proという有料版(72,500円、495米ドル)の2種類があり、無料版はLayoutとStyle Builderが使えず、書き出し出来るファイル形式がKMZだけと制限されており、メールサポートも付かないが、それ以外は全ての機能が使える。以前は有料版にのみ他言語版が存在したが、2007年10月30日、無料版にも日本語版が登場した。
有料版にはエクステンションと呼ばれる追加の機能があり、開発チームによりエクステンションツールは今後も増えていく予定とされる。東アジア地域の総代理店は米国Cadalog、Inc.。日本においては株式会社アルファコックス CadalogJAPANが総代理店となっている。その他、代理店も多数。
日本国内にはATCトレーナーと呼ばれるGoogleのSketchUpチームより認定を受けているトレーナーが3名ほど存在する。ATCトレーナーが行うトレーニングは公式トレーニングと称されてGoogleから支給されているテキストを使用できる。日本ではATCトレーニングに関する情報は日本語の公式サイトであるSketchUpJAPANにて紹介がされている。
それと、特徴はこんなかんじ。
- 主として水平・垂直線で構成される建築設計などにおいて、プッシュ/プルと呼ばれるツールに代表される感覚的な3Dモデリングが得意とされるが、数値による正確なモデリングも可能である。
- モデルの種類はサーフェスモデルのポリゴンモデルであるが、レンダリングにより擬似曲面のモデリングも可能である。
- また、Google Earthのファイル形式である、「KMZ」形式で保存してSketchUpで作成したモデルをGoogle Earthで表示する事もできる。
- 機能の追加などのためにプラグインを開発できる。開発にはスクリプト言語のRubyを用いる。
- 世界中のモデル作成者がデータを公開するための場所「Google 3D ギャラリー」が提供されていることも大きな特徴と言える。
(以上、wikipediaより引用)
SketchUpのダウンロード
ダウンロードはこちらのページで。
有料版のProと、単に「SketchUp x(バージョン名)」という名前のリンクがありますので、必要なほうを。
チュートリアルビデオが役立ちます
インストールが終わって、さあどうやってつかえばいいの…?となったら、まずはチュートリアルビデオを観てみてください。このページにあります。ナレーションは英語ですけど、実際の操作を見せてくれるので、これだけでじゅうぶん理解できます。
ビデオはたくさんありますが、とりあえずスタートガイド・パート1、スタートガイド・パート2のふたつくらいを観ておけば、これくらいまではいけます。
建物の基本形と窓くらいまでは、前述のチュートリアルビデオに出てくる作り方のまるぱくりです。
あとすこしがんばったのは、バラ窓とドア飾り。とはいえそれほど難しいものではなく…
こちらは輪っかを描いて押し出ししたあと、バケツツールで透明色を流し込んだもの。
こちらは屋根の応用で、エッジを描いて押し出しします。ひとつの模様を描いたら、コンポーネントでまとめたうえコピペしたもの。コンポーネントじゃなくてグループでいいのかもしれないです。
SketchUpの「コンポーネント」と「グループ」の違い
ちなみにコンポーネントは、よく使うパーツをまとめて登録しておける機能です。グループもまとめるという点では同じ機能ですが、コンポーネントの場合は、原型を編集すると他に配置されたものにも反映されます。イラレで言うところの「シンボル」ですね。
はい、チーズ。もう、スーザンったら、こっち向いててよ〜。
どの視点からでもスーザンはこのポーズですが、それはコンポーネントに向きを固定するオプションがあるからです(ウィンドウ→コンポーネント→編集→「常にカメラに対面する」)。これも、コンポーネントとグループの違いのひとつですね。
あとは、カメラ(オービットツール)をうまくふりむけると、建物のなかからのビューを得ることができました。
ちゃんと窓、透明になってる〜。
そんなこんなで、はじめてのSketchUpツアー、楽しかったです。
今度はスーザンといっしょに沖縄へ行ってみようと思います!それではまた続編で。