[イラスト旅行記@石垣島:2]島唄、島酒、島サンドイッチ?石垣島のおそうざい事情
夜遅くバーに立ち寄ったところ、店内の片隅にたまごが山積みされていました。
バーに、たまご?
なかなか、シュールな光景ではないですか。
あれ、何ですか……?と聞いてみたところ、サンドイッチを作っているとのこと。たしかに、奥で調理をしている様子。しかし店内で提供しているのではありません。なんと、コンビニや売店に卸しているのだそうです。
お弁当やサンドイッチは工場からやってくるもの、と関西人の私は思い込んでいましたが、石垣島では、飲食店や商店が本業とは別におそうざいやお弁当を作って、朝、コンビニなどへ納品しにいくというパターンが多いのだそうです。だからこんな夜更けに作っているんですね。
島酒つまり泡盛をいただいて、BEGINを聴きながら珊瑚と古賀コーラを眺めて(※眺めただけ)、いい気分で帰った次の朝、離島ターミナルの売店に行ってみたら、たしかにありました。あの店のサンドイッチ。
お弁当コーナーをよく観察してみると、なるほど、ラベルやパッケージはどれも手作り感がありますね。ほかのおにぎりやお弁当もそれぞれ、商店や飲食店の名前が書かれています。もちろんおいしかったです。
同じパターンで納品されたであろうお菓子にも、別の場所で出会いました。パスタのお店の名前が書かれたシフォンケーキです。これがまた衝撃的に美味しかったので心からおススメしたいのですが、あまりの衝撃に写真もスケッチも忘れてしまいました。
手元にのこった資料は、やはり手作り感のある袋のタグだけ。
おそらくガイドブックに載るようなものではないでしょうが、スイーツ好きの方にはぜひ探してみてほしい。こんなヒントで申し訳ないですけど。私はJAの直売所「ゆらてぃく市場」で買いました。
タグの裏に書かれた原材料はたまご、小麦粉、サラダ油、黒糖、この4つだけ。ふわふわのち少々もっちり感があり、なんともいえない幸福感に満たされます。
»石垣島スケッチイラスト旅行記 2014.12 記事一覧はこちら