クリエイター系のかたに映画「テルマエ・ロマエ」を観てほしい理由。
映画『テルマエ・ロマエ』。マンガ『テルマエ・ロマエ』を土台にした、去年公開の映画です。
この手の一般娯楽映画なんて…と思ってナメていたのですが、たまたまDVDを観てみたら、意外にもクリエイターにとって大切なメッセージが入っているような気がしたのでした。
作品をご存知ないかたのためにかんたんに説明すると、古代ローマの浴場技師・ルシウスが風呂を介してタイムスリップをしてしまい、現代の日本の風呂文化に触れるというお話です。こだわりの強さがアダとなって得意先から干されていたルシウスは、”平たい顔族”(日本人のこと)の文明に衝撃とインスピレーションをあたえられ、そのおかげで皇帝に重用されるほどのテルマエ技師として活躍をかさねていきます。
原作でもこの設定は同じですが、こだわりをもった主人公が違う文明や人との出会いによって変わっていく、という筋書きじたいもいい意味で「クリエイターあるある」な感じですね。